こんにちは! たけふです。
輪作りとは技能試験において
ランプレセプタクルと露出型コンセントとの
結線するのに必要な電線加工です。
どうしたら輪作りの「の」の字に出来るんだろう
ダメな例も知りたい
これらを解決します!
この記事では輪作りの
やり方と欠陥について説明しています。
- 輪作りのやり方で悩んでいる
- 輪作りの欠陥になるやり方も知りたい
- 輪作りのやり方
- 欠陥になる輪作り
以上のことがわかります。
簡単な自己紹介です
- 電気と関係ない仕事をしながら第二種電気工事士資格取得を目指す
- 3ヵ月の独学で第二種電気工事士資格を一発合格する
- 2018年3月 第二種電気工事士免状取得
それでは解説していきますね。
技術試験の輪作り
工具、材料の準備
VVFストリッパーとVVFケーブルを準備します。
ケーブルを剥ぎ取るのに電工ナイフもありますが
慣れるまで時間が掛りますし指を切ってしまう可能性があります。
そこで活躍するのがVVFストリッパーです。
- 素人でも簡単にケーブル、絶縁被覆の剥ぎ取りが可能
- VVFストリッパー一つで切る、剥く、掴む、曲げるが可能
- 電工ナイフやニッパーに持ちかえる手間がなくなる
私は最初電工ナイフでケーブル、絶縁被覆を剥ぎ取る練習をしていましたが
手間が掛るのと手を切りそうになったのでVVFストリッパーを使うことにしました。
これが非常に便利でビックリするほど簡単に剥ぎ取ることができます!
しかし、便利だけではなくちょっとした注意も必要です。
- ケーブルの太さに適合した場所で使用しないと被覆やケーブルを欠損してしまう
- 絶縁被覆の太さに適合した場所で使用しないと同様な欠損をしてしまう
上記の事が注意できれば便利な道具ですので
慣れれば合格への強力な味方になりますよ。
ケーブルを40㎜剥く
次にケーブルを剥いていきます。
VVFストリッパーの目盛りで40㎜測ります。
指先で(写真では親指)で測った場所を押さえます。
40㎜測った場所を押さえながらケーブル切断場所で挟んで切ります。
切ったらVVFストリッパーを離して剥ぎ取るケーブルの半分くらいでまた抑え
親指でVVFストリッパーを押しながらずらします。
最後までずらし抜き取ります。
絶縁被覆を20㎜剥く
次に絶縁被覆を剥きます。
VVFストリッパーをで20㎜の場所で測り指で押さえます。
ケーブルと同じ要領で被覆を剥きます。
絶縁被覆から約3㎜開けて左側に芯線を折る
次は電線を折ります。
絶縁被覆から約3㎜のところで掴みます。
掴んだら左へ90度曲げます。
芯線の先端を挟み、くるっと回転させて丸めます。
電線の先端を持って…
円を描くように…
くるっと一回転させます。
黒線も同じように作り出来上がり。
余っているケーブルを使用して
繰り返し練習して
自信が持てるようにすると
試験の時も失敗が少なります
欠陥になる輪作り
技能試験では1か所の欠陥があっても
不合格になってしまいます。
欠陥になってしまう施工方法を
覚えていきましょう。
ランプレセプタクルと結線した状態での
説明になります。
左巻きに結線してしまっている
右巻きではなく左巻きになっている
8-7.ランプレセプタクル又は露出形コンセント等の巻き付けによる結線部分の処理が適切
でないもの
ロ.心線を左巻きにしたもの
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター欠陥基準の判断基準等
芯線を一周以上巻いてしまっている
一周以上重ねて巻いてしまっている
芯線を3/4周以下しか巻いていない
1周ではなく、
3/4周までしか巻かれていない
8-7.ランプレセプタクル又は露出形コンセント等の巻き付けによる結線部分の処理が適切
でないもの
イ.心線の巻き付けが不足( 3/4周以下),又は重ね巻きしたもの
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター欠陥基準の判断基準等
ねじ部と被覆の間が5㎜以上空いている
5㎜以上空いてしまっている
8-3.結線部分の絶縁被覆をむき過ぎたもの
ロ.端子台の低圧側の結線にあっては,端子台の端から心線が 5mm 以上露出したもの
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター欠陥基準の判断基準等
ねじの端から芯線が5㎜以上はみ出している
5㎜以上はみ出してしまっている
8-7.ランプレセプタクル又は露出形コンセント等の巻き付けによる結線部分の処理が適切
でないもの
ハ.心線がねじの端から 5mm 以上はみ出したもの
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター欠陥基準の判断基準等
絶縁被覆を締めてしまっている
被覆も一緒に締めてしまっている
8-4.絶縁被覆を締め付けたもの
引用元:一般財団法人 電気技術者試験センター欠陥基準の判断基準等
まとめ
繰り返しになりますが
輪作りは技能試験では必須になります。
繰り返し練習して自信をもって
試験にのぞみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、では。